最新情報

台湾経済部、台湾ドローン産業の日本市場展開を後押し:台湾ドローン企業が日本企業3社と連携、離島の緊急医療輸送・物流分野での活用を推進

訪問者数:3

MOEA Supports Taiwan's Drone Industry Expansion into Japan

台湾経済部の龔明鑫(Kung Ming-Hsin)部長と李逸洋(I-Yang Lee)駐日代表は2026年7月15日、東京において、「台湾・日本の先進エアモビリティおよびドローンシステムに関する産業技術協力」の枠組みの下、3件の協力覚書(MOU)の締結に立ち会った。

3件の協定には、台湾のドローン企業7A Drones、工業技術研究院(ITRI)、および日本の先進エアモビリティ分野をリードするSkyDriveによる連携を通じ、電動垂直離着陸機(eVTOL)を台湾の離島間における緊急医療輸送に活用する取り組み、7A Dronesと日本の物流ドローン企業AlterSkyとの連携による大型貨物ドローンの商用展開の導入、さらに7A DronesとAeroJapanとの連携による野生動物被害防止に向けた訓練用ドローン製品の開発が含まれる。

龔部長は、近年、台湾のドローン産業が急速に成長しており、生産額は2024年の約50億台湾ドルから2025年には129億台湾ドルへと大幅に増加したと述べた。また、輸出額も1億4,000万台湾ドルから29億台湾ドルへと大幅に増加しており、海外市場における同産業の高い成長可能性を示している。

龔部長はさらに、今回の協力には3つの重要な意義があると指摘した。第一に、ドローン分野における技術協力の深化である。台湾が独自に開発したフライトコントロールシステム、モーター、電子スピードコントローラー、および機体システム全体の統合能力について、日本の実際の利用環境においてさらなる検証を行う。

第二に、協力を通じて応用市場を拡大する。日本の多様な利用環境における導入と検証を通じ、台湾は信頼性の高い技術、製品およびソリューションを提供するとともに、台湾の革新的技術が持つ国際的な応用価値をさらに示していく。

第三に、今回の協力により商用展開を推進する。7A DronesとAlterSkyが締結した調達協力は、台湾の大型貨物ドローンを日本市場へ展開するための重要な一歩であり、台湾と日本の協力が技術検証の段階から具体的な商用利用へと進展していることを示すものである。これらの連携を通じて、台湾の信頼性の高い技術、製品およびソリューションの国際的な認知度向上が期待される。龔部長はまた、台湾経済部として今後も台湾企業の国際競争力強化とグローバル市場への展開を継続的に支援していくと述べた。

台湾経済部産業技術司の郭肇中(Chao-Chung Kuo)司長は、今回締結された3件の協定のうち、7A Drones、工業技術研究院(ITRI)、SkyDriveによる先進エアモビリティ(Advanced Air Mobility:AAM)および離島医療輸送分野での協力について、正式に構想段階から実証準備段階へと移行したと述べた。

3者は、台湾・澎湖諸島における緊急医療輸送のニーズに焦点を当て、冬季の船舶運航停止によって生じる医療アクセス上の課題の解決を目指す。現在、馬公と虎井を結ぶ具体的なルートがすでに計画されており、2028年以降の正式なサービス開始を予定している。今後、7A Dronesは現地での実証、航空機の運航、保守および修理を主導するとともに、行政機関および医療機関との調整を担う。

台湾経済部産業技術司はさらに、大型貨物ドローン分野において、7A Dronesが愛知県豊田市に本社を置くAlterSkyと協力協定を締結したと説明した。AlterSkyはこれまでに1,000回を超えるドローン運用実績を有し、その用途は電力インフラ、土木工事、災害対応など多岐にわたる。

日本の物流業界における人手不足および高齢化に対応するため、両社は大型貨物ドローンの実地実証を共同で推進し、日本の航空法に基づく法規制上の認証取得を支援するとともに、商用利用を推進する。7A Dronesの機体システム技術とAlterSkyの運用経験を組み合わせることにより、台湾製大型貨物ドローンの日本市場への円滑な導入を促進する。

訓練用ドローン製品については、7A DronesがAeroJapanの教育、訓練およびメンテナンス支援ネットワークを活用し、野生動物による被害の防止および人材育成に関連する用途の開発を進める。

台湾経済部は、今回の台湾と日本の協力について、台湾のドローン産業が現在、主要部品、完成機システム、アプリケーションサービスまでを網羅する一体的な輸出能力を備えていることを示すものだと強調した。また、今回の協力は、信頼できるグローバル・サプライチェーンにおける台湾のポジション確立に向けた重要な基盤となる。

ニュース出典:台湾経済部(ニュース・発表)

 

回頁面最頂端